プルの演技には言葉を失いました（いろんな意味で）

ペアフリーは面白かったです。

前回ソルトレイクのような熾烈な優勝争いは起こり得ないので、ちょっと寂しいなあと戦前には思わないでもなかったんですが。

実際の戦いの場では、本当に様々なアクシデントが起こるものだと。

いろいろな面で感動しました。



で、昨日──と言うか今朝は男子SP でした。

今日（明日の朝）と勘違いしていて、寝不足でした。（だって前日は朝までペアフリー見てたし）　だったら昨日昼間寝ておけば良かったよ(苦笑)。

さすがに朝まで起きている体力はなかったので、プルプルだけ観たら寝ようと思いました。



一番滑走は御承知の通り高橋です。まあまあの出来でした。入賞は大丈夫そうですね。

で、二番滑走がプルシェンコです。

…………

もうこの場で金メダル渡しちゃっても、誰も文句言わないんじゃない？　と思いました。

だってこの後に控えるトップ選手たち、たとえば昨年の覇者ランビエールなり、彼と優勝を争ったサンデュなり後はジュベールなりがベストの演技をしたとしてさえ、追いつくどころかまともに戦うことすら不可能ですよ。

欧州選でも凄かったけど、この五輪では神懸かってます。神の領域です。人間が戦える訳ありません。戦えと言うほうが無茶です。

得点も 90.66 ってなんじゃそりゃ。最早ショートの得点じゃないよ。こんな点、初めて見ました。（他は判らんけど、男子では絶対初めて）

同じ土俵で戦うのは卑怯なんじゃないかという気すらする、圧倒的な差があります。

つかなんだよあのサーキュラステップは。本当に他の選手と同じ人間なのか、彼は？　実は重力の違う星で育ちましたとか言われても信じるぞ私は。なんかもう、いろんな意味でヤバすぎ。あれを笑わずに見られる人はいるんだろうか？

てゆーかあの人、音楽要らなくね？　採点項目の一つをまったく無視してあの完成度ってのは、違う意味でも凄すぎる。



でまあ、プルの後は寝てしまったので、今録画を観ているんですが。

……自爆大会？　フリーではもう少しまともな戦いになって欲しいものです。

あと新採点方式の弊害ってのがあるんだと思うけど、みんな、凄いステップ踏んでるのに、なんか浮いてる感じがする。曲に合ってないと言うか。

まあそれ言ったらプルが一番合ってないけど(笑)。でも彼の場合は最早、曲に合ってるとか合ってないとかいう次元を超越した技術力があるから。他の選手と較べたら宇宙へ突き抜けちゃってるレベル差と言うか。あれで曲と合ってたら、そりゃもう神の領域どころかそのまんま神だったけど。そういう意味では惜しいプログラムだったけど、凄まじい物（としか表現しようがないです、あれは）見せてもらったから、もういいや。

それと、好き嫌いで言ったら、ウィアーの演技は良かったです。好きです。



お次はフリーですが。

SP で一番滑走を引いた高橋が、フリーでは最終滑走だそうですよ。

何か……凄いクジ運を持った漢だな。（もちろんフリーの最終滑走は、SP で6位以内になって最終グループに入らなきゃならないから、運だけじゃないけど）